.NET Framework 4 Client Profile のインストール方法
Windows Update で「Microsoft .NET Framework 4 Client Profile (KB982670)」をインストールします。
具体的な手順は Windows の種類によって若干異なります。
名前に「Client Profile」が付いていても大丈夫
.NET Framework 4 Client Profile とは、クライアント アプリケーション用に最適化された .NET Framework 4 のことです。
「Client Profile」が付かない .NET Framework 4 よりも機能を限定する代わりに、軽量でインストールしやすくなっています(とはいえ、インストールにはそれなりの時間を要します)。
機能を限定していると言っても、一般のユーザーが必要とする機能をほぼすべて含んでいます。
.NET Framework 4 と .NET Framework 3.5 は別物
「.NET Framework 4 がインストールしてあれば .NET Framework 3.5 は必要ない」というわけではありません。.NET Framework 3.5 で動作するアプリケーションは、.NET Framework 3.5 が必要です。
ときどき CPU 使用率が 100% になる?
Windows を使用していると、ときどき CPU 使用率が 100% になることがありますが、この原因に .NET Framework が関係している場合があります。
Windows Update で .NET Framework に関するアップデートをインストールすると発生するようです。

「.NET Runtime Optimization Service」というプログラム(プロセス名は「mscorsvw.exe」)がバックグラウンドで実行され、その間 CPU 使用率が 100% になります。しばらくすると、処理が終わって CPU 使用率は通常の状態に戻ります。

.NET Framework 4 の場合は、.NET Runtime Optimization Service の処理が終わるまで Windows Update 中の状態が続き、処理が終わると Windows Update が完了します。したがって「Windows Update 中は CPU 使用率がやけに高いな」と感じる程度で済むかもしれません。
これに対し、.NET Framework 3.5 の場合は .NET Runtime Optimization Service の実行が完了していなくても Windows Update が完了してしまいます。ですので「何もしていないのにこの CPU 使用率はいったい何事か?!」とびっくりされるかもしれません。