簡易書式入門 – 2.文章を装飾しよう♪
これまでは行単位で適用される書式を説明しましたが、ここで説明する書式は行の一部分に指定できる書式です。これらはインライン書式と呼び、次の4つがあります。
- 強調
- 抽象化
- リンク
- 図
なお、複数のインライン書式を同時に適用することはできません。たとえば「強調したリンク」は表現できません。
強調
強調する部分は「【」と「】」で囲みます。「【」と「】」は「かっこ」と入力して変換すると出てきます。
ここを【強調】する。
「【」を強調の始まりではなく通常の文字として使いたいときは、「”」で囲んで「”【”」と書きます。同様に、「】」を強調の終わりではなく通常の文字として使いたいときは、「”】”」と書きます。(以降のインライン書式の囲み記号についても、同じルールが適用されます。)
抽象化
抽象化する部分は「〔」と「〕」で囲みます。「〔」と「〕」は「かっこ」と入力して変換すると出てきます。
ここを〔抽象化〕する。
リンク
リンクはリンク先を「{」と「}」で囲みます。リンクには外部リンクと内部リンクがあります。
外部リンク
いわゆる通常のリンクです。インターネット上のURLでも、パソコン内のフォルダのパスでも構いません。
・株式会社ティーケーフォースのホームページ
{http://www.tk4.co.jp/}
・この文書を表示しているパソコンのCドライブ
{C:\}
内部リンク
文書内の見出しへのリンクです。リンク先を見出しの内容にして、先頭に「#」をつけます。
■2.文章を装飾しよう♪
・この章の先頭へのリンク
{#2.文章を装飾しよう♪}
リンク先と表示を別の内容にする
「{表示内容|リンク先}」のようにすると、リンク先と異なる内容を表示できます。表示内容とリンク先を「|」(半角パイプ)で区切って書きます。
先ほどの外部リンクの例を表します。
・{株式会社ティーケーフォースのホームページ|http://www.tk4.co.jp/}
・{この文書を表示しているパソコンのCドライブ|C:\}
先ほどの内部リンクの例を表します。
■2.文章を装飾しよう♪
・{この章の先頭へのリンク|#2.文章を装飾しよう♪}
図
図を表現するには、画像ファイルのパスを「《」と「》」で囲んで書きます。「《」と「》」は「かっこ」と入力して変換すると出てきます。
図を表現するといっても、テキストエディタで図を表示することはできません。HTML文書やWord文書に変換すると、図が見えるようになります。
《image\poopoo.png》
文章の途中に、このように《image\poopoo.png》挿入することもできます。
パスは、絶対パス(例「C:\image\image.jpg」)でも相対パス(例「image.jpg」)でも大丈夫です。相対パスにするときは、テキストファイルからの相対パスにします。
パスの区切り文字は「\」でも「/」でも構いません。
HTML文書を生成して配布するときは、画像ファイルも一緒に配布してください。Word文書を配布するときは、画像ファイルを一緒に配布する必要はありません。Word文書を生成すると、画像ファイルはWord文書に埋め込まれます。