簡易書式入門 – 3.表も書けます
まずは書式を駆使した表の例を示します。
(表:表の例)
+分類 ` ` +名称
+大項目 +中項目 +小項目 :
|食べ物 |やさい |緑黄色野菜 |にんじん
: : : |ほうれんそう
: : |根菜 |大根
: |肉 |豚肉 |ロース
: : |鶏肉 |むね
: : : |もも
|飲み物 ` ` |水
: ` ` |〔お茶〕
: ` ` |【牛乳】
基本から順に説明していきます。
表の基本
テキストの1行が表の1行に対応します。セルの種類記号とセルの内容で1つのセルを表し、これを連続させることで、表の1行分を表現します。
まずは実際の記述例を見てください。
+1行目1列目のセル +1行目2列目のセル |1行目3列目のセル
|2行目1列目のセル +2行目2列目のセル |2行目3列目のセル
「+」と「|」がセルの種類記号です。セルの種類は主に「ヘッダーセル」と「データセル」があります。ヘッダーセルは「+」(半角プラス)、データセルは「|」(半角パイプ)で表します。
種類記号に続くテキストがセルの内容になります。セルの内容にはインライン書式が使えます。
セルの内容から次のセルの種類記号までは、タブと半角スペースをいくつ入れても構いません。列の位置を揃えて見やすくするためにタブや半角スペースを入れてください。
セルの種類記号をセルの内容として使いたいときは、インライン書式のときと同様、「”+”」などと書きます。
セルの結合
セルを結合することができます。冒頭で示した表の例を見ればなんとなく分かると思います。HTML文書やWord文書を生成すると、実際に結合された状態になります。
行方向のセル結合
行方向の結合は、結合されるセルの種類記号を「:」(半角コロン)にします。
+ヘッダー |データ1
: |データ2
: |データ3
結合されるセルの内容は書かないようにします。もし、セルの内容を書いても、HTML文書やWord文書を生成する際に無視されます。
列方向のセル結合
列方向の結合は、結合されるセルの種類記号を「`」([Shift]を押しながら「@」を入力)にします。
+ヘッダー ` `
|データ1 |データ2 |データ3
行と列の両方向のセル結合
行と列の両方向でセルを結合することもできます。冒頭の表の例を確認してください。
セルの種類記号は「:」でも「`」でも構いませんが、「`」の方が見やすいので「`」を使うようにしてください。
セルのまとめ
セルの種類と記号の対応は下の表のようになっています。
セルの種類 | セルの種類記号 |
---|---|
ヘッダー | 「+」(半角プラス) |
データ | 「|」(半角パイプ。[Shift]を押しながら「\」を入力) |
行方向のセル結合 | 「:」(半角コロン) |
列方向のセル結合 | 「`」([Shift]を押しながら[@]を入力) |
キャプション
「(表:キャプション)」で表の説明をつけることができます。「:」コロンは全角ですので注意してください。