簡易書式入門 – 5.上級者向け(メタ情報)
行頭に「@」をつけると、その行はメタ情報になります。メタ情報はHTML文書やWord文書を生成する際に処理されます。
構文は次のようになります。
@メタ情報名(第1パラメータ,第2パラメータ,...,第nパラメータ)
タイトル
HTML文書やWord文書の生成でタイトルを出力するときの、タイトルの出力方法を指定します。
次のように書いてタイトルを出力した場合、テキストファイルの名前が何であろうと、文書のタイトルは「簡易書式入門」になります。
@タイトル(簡易書式入門)
なお、HTML文書を生成するときは文書の先頭にタイトルが出力されますが、Word文書を生成するときは「タイトル」メタ情報を書いた位置にタイトルが出力されます。
Word文書を生成することを想定していて、タイトルの出力位置だけを指定したいときは、次のように書きます。
@タイトル()
目次
HTML文書やWord文書の生成で目次を出力するときの、目次の出力方法を指定します。
次のように書いて目次を出力した場合、見出しレベル2までの目次が出力されます。
@目次(2)
なお、HTML文書を生成するときはタイトルと本文の間に目次が出力されますが、Word文書を生成するときは「目次」メタ情報を書いた位置に目次が出力されます。
非公開
「@非公開(ここから)」の行から「@非公開(ここまで)」の行までは、HTML文書やWord文書を生成するときに無視されます。
次の内容は、テキスト文書の状態では読むことができますが、HTML文書やWord文書の状態では読むことができません。
@非公開(ここから)
あくまで、HTML文書やWord文書に変換したものを公開する場合に「非公開」にできます。
テキスト文書のままやりとりする場合には、丸見えになりますので注意してください。
@非公開(ここまで)
テキスト文書で原稿を書いてからWord文書として公開するようなケースで、原稿にメモ書きを残しておくことができます。
フィールド(Word文書への変換専用)
「@フィールド(フィールド名,値)」と書くと、Word文書を生成する際に、Word文書テンプレートに挿入してあるフィールド(DocVariable)へ値を出力します。
HTML文書を生成する際には無視されます。
以上で簡易書式の説明は終わりです。実際に書いてみて試したり、「サンプル」を参考にしてください。